昨年末クリスマスではやったイチゴサンタなるものから、消費税の増税後は、最後のひと手間に凝り始める消費者、それを後押しするネット、企業と消費者が一緒にモノをつくる時代を説く。
これまでもマーケティングなどではおそらく消費者の声は使われてきた。その意味では今までも企業と消費者は一緒にモノをつくっていた。しかし。消費者が買うのはあくまで完成品。これまでは。
最後に好みの刺繍を。そんな時代が来た。これはとても喜ばしいことだと思う。
インドでは、ぼろぼろの服を高く買わされることだってある。それは買う側にとっても、そして無意識だろうが売る側にとっても良くない。そんな非人間的なことをやらせるべきではないと思う。
だが、それでインドの経済は回っているのだ。だから誰も止めないのであろう。実際はそれでも止めるべきだと思うが。
インドに話逸れた。
言いたかったのは、昔は消費者自身が、というより女が、そして次に奴隷が、職人が、工房が、そして工場とデザイナーがつくってきたものが、ついにまた回って消費者もつくる側になってきたということである。そこが何とも言えないが面白い。