嫁と出会って20年。
あっと言う間だったような長かったような気がする。
嫁とは趣味の場で出会った。
絶対にこの人はいい人に違いない。初めて会ったときにすぐにそう思った。
その直感は正しかった。いい意味でぐれてないというか。
初めて行った場で知り合い、たまたま帰り道が同じで、その後も共通の趣味で何度か会って、、、好きになった。後からわかったことだったが両思いだった。
最初に会ってから2ケ月ほどで付き合うことになった。毎週末が楽しみになった。
その後特に喧嘩もなく逢瀬を重ね、誕生日の日にプロポーズをした。
普段は行かないレストランで花束を渡した。
返事は「こちらこそよろしくお願い致します。」
よし!という気持ちだった。
それからほどなく子どもができたことがわかりばたばたと結婚。
子どもも生まれ忙しく日々を過ごした。
産声を上げた日。
首が座った日。
病気になった日。
初めて立った日、喋った日。
全てが奇跡のようで感動せずにはいられなかった。
そんな娘ももう大学に行って家には盆正月くらいしか帰らなくなった。
妻は趣味の場からは少し離れてしまったが、そのときの友人たちとはいまだに交流を持っている。
仕事はあまりうまくいかなかった記憶しかないが、今でも続いていることを考えると合っていたのかなあと思う。迷惑も沢山かけたし感謝の気持ちでいっぱいだ。
その仕事を続けられたのも妻のおかげだった。
遅く帰っても必ずあるごはん。起きたら出て来るごはん。昼はお弁当。
子どもの分も。
あと10年で定年と呼ばれたのも30年ほど前の話で今の定年は70歳。残り20年も踏ん張ってやっていこう。妻のことを考えるとそう思える。
明日は結婚記念日だ。今年も色々と計画している。毎年想像を超えて喜ばせるのが楽しみなのだ。
では明日もいい一日になりますように!
とあまり想像は働かなかったが20年後の心境を考えてみた。
こんな未来に向けて明日もいい一日が送れますように!